実家の空き家が売れない場合の具体的な3つの対処法を教えます
実家の空き家が売れずに悩んでいませんか?
なかなか具体的な解決策が見つかっていないかもしれません。
実家の空き家が売れない場合、物件や環境によって理由は様々あります。
自治体に寄付するという考え方もあると思いますが、極端に期待するのは危険です。
なぜなら、自治体はその物件に所有者がいれば、固定資産税を徴収して自治体の税収にできるからです。
なので、良い条件の物件があったとしてもなかなか寄付を受け付けてくれないのが現状なのです。
では、売れない空き家をどのように対処していくのが一番良いのでしょうか?
売れないということは売れないなりに理由があるので、ここでは特に悩みが深刻なケースを紹介しその対処法をお伝えします。
・接道義務を満たしていない土地がある場合は、隣の人に買取ってもらう
・実家が大きく活用に悩んでいる場合は、賃貸にする
・実家が地方にあり、広い敷地を相続した場合は不動産業者に買取してもらう
それでは早速ですが、深刻なケースの対処法を具体的に見ていきましょう。
ただ、ここに書いてあることが当てはまらない方もいるかもしれません。
「私にはこの対処法は合わなかった・・・」
「私の空き家にはさらに別の売れない悩みがある・・・」
「やっぱり売れないかもしれない・・・」
と、悲観的にならないでください。
たしかに、空き家は個性が強く売るのが難しいのも現状です。
一概に空き家と言っても、相続に関することや、私道に関わること。
再建築不可の物件など、人によっては状況が全く違ってくるんですよね。
ただ、そのような悩みっていうのは単純に売り方を知らなかったり、もしかしたら貸すことができる、という選択肢もあるかもしれません。
色々な悩みも当然あると思いますが、必ずやってほしいことは不動産会社に相談すること。
不動産売買は専門的な知識も必要になってきますし、個人で動いていくと時間もかかるし精神的に負担もかかります。
あなたの空き家に関して、解決できる方法を知る ということはとても大事なことなんです。
ただ、不動産会社もいっぱいあるので探すのも大変ですよね。
なので、そういった手間を省くために一括査定サイトを利用して不動産会社を探すのがおすすめです。
イエウールであれば、大手だけでなく全国の地方や地元業者まで幅広く提携しています。2019年時点で1700社。
よって、不動産会社も物件によっては得意分野も様々です。
あなたのような難しい空き家の物件であっても、イエウールと提携している不動産会社であればマッチングしやすくなるというのが特徴なんですね。
無料で簡単に複数社から見積もりが取れるので、早く解決するためにも利用してみてください。
接道義務を満たしていない土地の場合
接道義務を満たしていない敷地は、不動産買取業者に買い取ってもらえなかったり値段がつかない場合があります。
※接道義務・・・建築物の敷地が4メートル以上の幅の道路に2メートル以上接していないと建て替えができない
この場合、買取も売ることもできないときは隣の人に買ってもらうという方法です。
隣近所の人に家や土地の売却の話をするのは抵抗があるかもしれません。
近隣の住宅であれば同じような土地を利用して基準を満たしていない場合が少なくありません。
建築基準法の規定について説明すれば買い取ってもらえる可能性があります。
ただし、しつこく話すとトラブルになりかねません。部屋がないとか駐車場をほしがってるとか、タイミングを見計らって話をした方が良いですね。
逆に、道と接している道路を買い取って一体の土地にすれば建て替えができます。
接道義務を満たしているので業者に買い取ってもらうというやりかたもあります。
買取業者は買い取って再販することが目的なわけですから、ある程度条件を満たしてないと売ることは難しいでしょう。
また、接道箇所が狭い土地は、居住用住宅としての需要が少なからずあるため、中古物件として売ることも不可能ではないです。
相続した実家が大きく活用に困る場合
実家が大きくしかも空き家。こういった場合の売り方に悩むこともあるでしょう。
最近では少子高齢化のこともあり昔に比べて大家族が減ってしまっているのが現状です。
核家族や単身世帯が増えたことによって、大きい家というのは需要が減ってきています。
よほど良い立地でなければ、そのまま使うにしろ売るにしても難しくなってきています。
メリットとしては、極端な過疎地域でなければ大きな賃貸用住宅地が少ないため、探している人にとっては貴重な家であるということ。
売れなかったり、解体費用がかかるようであれば大家族向けに安い賃料で貸す方法があります。
ですが、家賃が低いほど滞納率が高いのも現実でそれなりに経済的リスクが高くなることも予想されます。
こういった場合にできる方法としては、ペットと一緒に暮らせる住宅にすることです。
2000年以降、ペット診療所の数は増えてきています。
屋内飼育のペットが増え子供の人口よりペットの数が多い地域すらあるようです。
ペット可にした賃貸住宅はそれなりに需要があることが考えられます。
ペットを飼育する際にもっとも適しているのは広い土地です。
元気に動き回れるだけでなく、広い住宅は比較的音漏れもしにくく近隣とのトラブルも避けやすいメリットがあります。
もちろんデメリットもあります。ペット可にして貸す場合、大きなデメリットとして劣化が進みやすいこと。
壁紙、フローリング、畳など、床に糞尿のにおいやしみが必ずつきます。壁や柱への傷など、借主が負担する修繕費も法的に最小限になっているのです。
ペットがきちんとしつけられている場合は問題ないです。ですが、私たちのように売る側貸す側の人間からしてみればそこまで貸主のことはわかりません。
そのため、ある程度リスクがあることは覚えておきましょう。
一度ペット可にした住宅を、人間だけが住む住宅として再び貸すことになったときにトラブルになるケースがよくあります。
値段がつかなかったりする場合がありますので、この方法を選ぶときは最終手段だと考えておいた方が良いでしょう。
実家の空き家を貸す場合は、下記を参考にしてみてください。ペットにして貸す場合以外にも具体的な活用方法をお伝えします。
築年数が古くても大丈夫?戸建ての空き家を賃貸にしたり活用する方法
広い敷地を相続した場合
広い敷地を相続した場合。例えば空き地や田んぼなど所有しているケースです。
一般的には敷地が広い土地は資産的評価が高かったりします。
その分、固定資産税の支払い額や維持管理費大きくなりやすいです。
大きな庭木や池があると年間を通した維持費も数十万以上はするでしょう。
こうした、広い敷地を相続した土地を売却するには個人用住宅用地として売る方法があります。
商業価値の高いエリアだったり、マンションや店舗が建てられる土地だったら良いのですが、地方の田舎の場合はそれは考えにくいです。
それであれば、個人用住宅用地として売りに出してみる方法をおすすめします。
一番簡単な方法は、不動産業者や買取業者への一括売却。現況のままで売却します。
不動産業者などが荷物があれば処分し、建物を解体、土地を整地、分筆、分譲して販売する方法です。
価格は安くはなりますが、何もしないで早く売却し現金化することができます。
また、土地を複数人で分けて売る方法が買い手がつきやすいかもと思うときもあるかもしれません。
分譲は法律で禁じられており個人ではできません。また、広いままで一括売却しなくてはなりません。
そのため、まずは宅建業者へ売却します。
業者が土地を分譲して販売することになりますので、業者への支払いだけでなく、分筆費用や整地費用なども必要になります。
最終的には売却価格は思ってる以上に安くなることの方が多いです。
もうひとつ売却する方法として、手間はかかりますが広い敷地を高く売る方法もあると言えばあります。
それは、相続時に複数人が別々に取得して個々に販売する方法です。
基本的には個人が分譲して売却することは法律で禁止されていますが、相続時から所有者がばらばらであれば認められることもあります。
この方法はグレーな部分もありますので、トラブルになる前に必ず不動産会社や税理士、専門家に相談してから行うようにしましょう。
実家の空き家が売れずに悩まれる場合もあると思いますし、どのように売っていけば良いのか考えることもあると思います。
あなたと同じように実家が売れずに悩み、苦労したあげくにやっと売却できた体験談を少し載せておきます。
売り方も色々な方法があり、工夫次第。あなたの今後の売却活動へ参考にしてみてください。
実家の空き家を売却した体験談
築50年以上の一戸建ての売却方法。台風や地震でのボロ物件を250万で売った私の体験談
実家が古い我が家。あの汚い家を980万円で売った39歳サラリーマンの私の体験談
2,000万円から1,400万円に!値付けに失敗して実家が2年売れなかった34歳主婦の体験談
600万円の査定価格から1100万円で売却!実家のクセがある空き家を28歳の私が買取で売った体験談
まとめ
このように、実家が空き家の場合はそれなりに築年数が経過していて、劣化している状況から古いものまで様々。
ですが、なかなか空き家が売れないと思っていても、築年数が経っていようが土地として価値があれば実家の空き家は売れる可能性はあります。
なので、そのような場合は不動産業者への買取が早く売却できて、時間もかかりません。
ですが、デメリットとしてはどうしても買取価格が安くなってしまうこと。
不動産業者も買取を行う場合、買取したあとはまた利益が出るように売らなければなりません。
それだけでなく、名義移転、税金、リフォーム、広告費など再販するために経費がかかります。
買取りをする不動産会社が費用を負担しなければならないのです。
相場よりも売却価格は7〜8割りくらいになってしまうのは、買取を選択する以上避けられません。
負担になっている実家の空き家を一刻も早く手放したい場合は買取が一番ベストです。
買取ではなく一般仲介で売却する場合は、うまくいけば相場くらいの値段で売れることもあるでしょう。
ですが、どれくらいあなたの実家の空き家に需要があるのか、価格設定によっては結局売れずに少しずつ値段を下げて様子を見る可能性もあります。
このように仲介で行った場合には、売れるまでの労力や時間がかかるというのがデメリット。実家が地方であればなおさらです。
ですので、まずは不動産会社にどのような解決方法があるのか? を知ることが大事。
ただし、不動産会社を選ぶにしても1社だけの相談だと失敗する可能性が高い。
だから、一括査定を利用して不動産会社を探す手間を省き、その中からじっくりと比較して選ぶことに時間をかけていきましょうということなんですね。
一括査定を利用すると、物件によってはたくさんメールや連絡がきたりしますので、どのようにしてあなたの物件の解決策があるのか聞いていきましょう。
でも、
「そもそも一括査定ってなに?」
「インターネットで探すって、何だか不安」
全くその通りです。
あやしいし、なんだか騙されていないか不安。という気持ちもとてもわかります。
Q,一括査定ってお金がかかるの?
A,いいえ、かかりません。
イエウールでは提携している不動産会社を公開しているため、売る前に無料で相談できます。
Q、実際に利用している人っているの?
A,もちろんいます。
2018年7月時点で、査定依頼件数が一括査定業界で1位になりました。
※東京商工リサーチ調べ
それだけ、イエウールを利用した人が多いということになります。
Q,提携している不動産会社は大丈夫?
A,イエウールでは、お客様からクレームの多い不動産会社は契約が解除されます。
ですので、優良な不動産会社が多いのが特徴です。こちら側から前もって相談することもできます。
Q,私にもできる?
A,だれでも簡単にできます。
地域を指定、物件の種類、町名を選択するだけで、おおよその査定額を知ることができます。
このように、ちゃんと段階を踏んで利用していけば、失敗をさけることができるでしょう。
不安であれば、売買契約をする前に無料で相談できるのも安心できるところですよね。
初めは不安なこともあると思いますが、先に進んでいかないと時間ばかりがすぎてしまいますので、まずは利用してみて比較していくことをおすすめします。